エドワーディアン様式
1901年、ビクトリア女王が死去、後継者の皇太子エドワードが即位します。1910年までの在位でしたが、この時期、ジュエリーにとっては大きな変化がありました。
特徴はプラチナとダイヤの多用、金属の板を糸ノコで引いて細い栓を切り出す技術、それに左右対称の大柄なデザインです。
ガーランド様式
カルティエが創作した様式で、花綱飾りと呼ばれる植物の葉と花とを様式化して繋ぎ合わせたものが流行しました。
東洋、特に日本からもたらされた工芸品のデザインに刺激されて、フランスを中心に新しい流れが起こります。素材の価値よりもデザインと作りの価値を重視し、物質的な価値よりも美的な価値に重点がおかれるようになりました。特徴は、流れるような曲線の多用と、左右対称のデザイン。モチーフは爬虫類、昆虫、裸の女王像、奇抜な形と色の植物などでした。
しかし、1914年に起こった第一次大戦より急速に下火となり、その後、世界のファッションの主導権はアメリカのハリウッドにうつりました。
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