真珠層の構造
真珠層は、厚さが0.4〜0.5ミクロン(1ミクロンは千分の一ミリ)の炭酸カルシウム結晶(アラゴナイト)がレンガ状に積み重なって、コンキオリン(たんぱく質シート)で接着されているものです。 真珠層は半透明性を持ち、厚くなればなるほど光を通さなくなります。
透明で極めて薄い膜が何百、何千層と積み重なり、「干渉」という光学現象を起こします。(例:シャボン玉やコガネ虫の羽の色も光の干渉によるもの。) この真珠層が、パール特有の色や光沢を生み出しているのです。