第一工程 原型作成〜鋳造
第二工程 研磨、組み立て
鋳造から上がってきたばかりのものは、表面が荒れていて、輝きは全くない状態です。研磨・組み立てを通して、ジュエリーらしくなっていきます。
鋳造湯口(リングの後ろに付いている棒状のもの) を削り、形を整えます。
※鋳造湯口・・・これは、ワックスを流し込むために原型の時点からつけられたもので、ツリーから切り離すと不要になります。
ヤスリを使って表面の段差、傷などを取ります。
コンビ等、パーツを組みあわせるデザインならば、ロー付けをする前に各パーツをチェック。しっかり接合できるように、対称性、傾きなどに注意しながらヤスリで調整します。
各パーツをロー付けによって組み立てると指輪の輪郭ができあがり。これを寄せ作業といいます。
リングの内側に素材の刻印を打ちます。
例: 石のサイズや金属の純度(K18、PT900など)
(←先に部品をつけて回転させ、
研磨を行う)
ヤスリでロー目をきれいにし、製品の形状に合わせて、キサゲ、ハンド・モーター(リューター)バフなどを使い分けながら表面を仕上げ、ヘラを使ってつやを出していきます。
仕上げ
最後にバフ(回転する布やフェルト状のものに磨き粉をつけ金属を磨く機械)で表面がぴかぴかになるまで仕上げます。
石留めするなら
石留めしないなら
石留め
ヤットコやタガネを使って中石を留めます。
最後の仕上げ
バフで最後の磨き作業を行います。超音波やバフ粉などの汚れを洗い落として、作業は完了。
検品
ルーペや顕微鏡を使い、仕上がり状態を確認します。