ルビーは、コランダムという鉱物に属します。コランダムのうち、赤色を発するものがルビー、それ以外の色調はすべてサファイアと総称されます。 そもそも、ルビーの語源はラテン語で「赤色」を意味するRuber。ルビーの発する強烈な赤色が、古代人にも特別扱いされる結果となったのでしょうね。 ルビーは、酸化クロムの含有量によって、赤色や、ピンクからなる紫色、また褐色味を帯びた色まで、さまざまな色調を持ちます。
小粒でもよく映える赤、それこそがルビーの最大の魅力のポイントです。「女性らしさ」を象徴する色は、同時に都会的なイメージをも与えてくれます。 ルビーをあしらったジュエリーは、青や緑といった赤色の反対色の服とコーディネートすると存在感が引き立ちます。 ルビーのリングにネイルカラーを合わせるなら、青味のある赤色や肌色に近い色合いを選ぶと、ルビーの赤がくすまずに引き立つでしょう。
モース硬度9で、ダイヤモンドに次ぐ硬さ。取り扱いには特に注意することはありませんが、高価なものですので、家事など、作業をするときははずした方がいいでしょう。
1902年、フランスのオーギュスト・ベルヌイは、粉末のアルミニウム酸化物と着色材料を火炎に投入する方法で、ルビーの合成に成功しました。