ハーバード・ロースクールを優秀な成績で卒業し、大手法律事務所の一員となったエル・ウッズ(リーズ・ウィザースプーン)は3ヶ月後に控えたエメック(ルーク・ウィルソン)との結婚に大忙し。 エルは結婚式に愛犬ブルーザーの家族を招待しようと思い立つが、調べてみるとブルーザーのママ(母犬)は化粧品の動物実験の施設に入れられていた・・。 動物の権利のために闘う事を誓ったエルは、化粧品の為の動物実験禁止法案(ブルーザー法案)を成立するためワシントンD.C.に乗り込んで行く。
前作「キューティーブロンド」の続編です。エルは社会人になったので前作より大人っぽくなっています。とはいえ、ピンクファッションは健在で乗り込んだ先の下院議員の濃紺のスーツの中では浮きまくりです。エルが身に付けるシャネル・モスキーノ・ドルチェ&ガッバーナなどの衣装と絶妙にコーディネートされた愛犬ブルーザーの衣装。観ているだけで楽しめます。そして前回同様、まわりの偏見や意地悪をものともせず前向きな性格で頑張るエルにいつしかまわりの人々も共感していきます。 見終わった後に元気が出てくる映画です。
エルが身に付けるお洋服はもちろん、アクセサリーも可愛いです。 ヘアスタイルもその時々によってアップにしたり強めに巻いてみたりストレートヘアにしてみたりとトレードマークのブロンドはそのままにアレンジを楽しんでいます。
ツイードでスカートの裾がフリンジ仕立てになっているスーツはシャネルのもの。 議会に出席するのでスーツ着用が必須。そんな時でもファッション・フリークのエルは自分らしさを出しています。 スーツの中にはトランプイユ(だまし絵)柄のTシャツを合わせています。 首にはシャネルのチャーム・ネックレス。 スーツ着用でも保守的な雰囲気にはなっていません。
公園でのエルはマークbyマーク・ジェイコブスのスプリング・コート。 明るいパープル系で全身をコーディネート。 丸い大きめのボタンが可愛い! エルはオン・オフともにTPOに合わせて自分らしさを出しています。 映画の中では両方楽しめます。 フェザーつきのペンは前作にも登場したエルの愛用品。 お洋服だけでなく小物も抜かりない。
ニューヨークに予約者オンリーのサロンを構えており、リームが扱うのは婚礼衣装とイブニングドレスと、それに合わせたジュエリーのみ。 最低でも2000ドルはするリームのドレスのファンはセレブばかり。 エルが着用したドレスはデコルテが美しく見えるようカッティングされています。 そしてエルが映画の中でエメットから贈られたのはH.スターン製のピンクサファイアの婚約指輪。 無色透明のダイヤモンドではなくピンクサファイアというところがエルらしい。 また、細やかな細工が施されたティアラも華やかで可愛いい!
創業者はハンス・スターン。 ブラジルの宝石商で創業60年弱。 ブラジルの会社らしくカラーストーンのジュエリーで著名ですが、ダイヤモンドジュエリーでも一流です。 オスカーでも女優達が身に付けたりしています。 現地ではアガスターンと発音される事が多いようです。