カラーストーン
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トパーズ
トパーズR写真
硬度 比重 屈折率
8 3.54 1.61〜1.638

和名 黄玉
無色、黄、黄金色、オレンジ、黄褐色、ピンク、青など
宝石ことば 友情、希望、潔白
備考 11月の誕生石、16年目の結婚記念石
類似石

シトリン、アクアマリン
トルマリン、アパタイト


ダイヤモンドにも似た、透明感のある高い輝きを放つトパーズ。極上のシェリー酒を溶かしたようなインペリアル・トパーズ、すがすがしいブルー・トパール、可憐なピンク・トパーズなど、カラーバリエーションも楽しめます。

歴史・伝説・パワーのお話

トパーズのカラーバリエーション

和名では「黄玉」と呼ばれるように、トパーズは黄色宝石を代表する宝石ですが、その他にもカラーバリエーションがあり、無色のものもあります。


インペリアル
トパーズ

(上記写真)
黄色系のトパーズは「インペリアル(皇帝)」と呼ばれ、高く評価されています。
(安い値段で売られている黄色のトパーズは、シトリン(黄水晶)である場合が多いので、注意が必要です。)

黄色にはシェリーカラー、レモンカラーの2種類があり、オレンジみを帯びたシェリーカラーの方が希少価値があります。
ブルートパーズ 天然トパーズの青色は非常に薄く、濃青色のものはエンハンスメント(品質改良)処理を施したトパーズです。

天然の淡青色のトパーズはあまり評価されていなかったのですが、無色トパーズを照射あるいは熱処理してできた濃色のブルーが登場すると、たちまち人気を博しました。
ピンクトパーズ 「ローズトパーズ」という名称を持つピンク色のトパーズは、ピンクダイヤモンドにも似た美しい色を持ち、希少価値の高い石です。

天然ではパキスタンでわずかに産出されるのみでしたが、1980年代中ごろから、インペリアル・トパーズを加熱エンハンスメント(品質改良)することで得られることが分かり、広く知られるようになりました。
レッドトパーズ 産出量が極端に少ないため、希少性が高いレッドトパーズ。ピンクトパーズと同様、酸化クロムの影響を受けて、赤色になります。優れたレッド・トパーズは美術品的な価値を見出されることさえあります。


産地
産出地はブラジル、パキスタン、スリランカ、ミャンマー、ロシアのウラル地方、メキシコ、アメリカ、ジンバブエ、ナミビア、マダガスカル、オーストラリアなど。このうち、一級品の産出するブラジルが、質量ともに世界の中心となっています。 以前は日本でも採取されていました。

ピンクトパーズはアフリカ、ブラジル、パキスタン、ロシアで産出されます。


トパーズの品質

黄色系ではシェリー酒色のものが高く評価されますが、透明感があり、あまり褐色度が強くなく、濃度のあるものが高品質とされます。レモンカラーの石も、淡い色は評価が極端に下がります。



トパーズのエンハンスメント
トパーズには加熱処理によるエンハンスエント(品質改良)が認められています。

 

黄色は非常に目立つ色で、太陽を思わせるようなすきっとした快活さを示しています。黄色のトパーズは現代的でシンプルな服に合わせても、バランスよくコーディネートできます。その際、ネイルカラーは派手な色は避けた方がいいでしょう。



取り扱い

モース硬度は8と高いのですが、ある一定方向に割れるへき開性があり、割れやすい性質があります。衝撃を与えないように、取り扱いには注意しましょう。

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