カラーストーン
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タンザナイト
タンザナイトリング
硬度 比重 屈折率
6〜7 3.15〜3.38 1.69〜1.70

和名 ゆう簾(れん)石
紫を帯びた青
宝石ことば

空想

類似石 サファイア、アイオライト

タンザニアの明峰、キリマンジャロの夕暮れの空の色を映し出すタンザナイト。自然光下ではブルーサファイアの輝きを放ち、夜のライトの下では高貴な紫を呈します。歴史は浅いながら、人々に深く愛されている石。


タンザナイトとは

1967年、東アフリカのタンザニアで発見された新種宝石で、鉱物的には「ゾイサイト」という名を持ちます。ゾイサイトは、鉱物としては以前から知られていましたが、特に高貴な紫を含んだ石が発見されると、ティファニー社から「タンザナイト」と命名され、大規模なプロモーションが行われました。 そして、現在のような人気を博すようになったのです。



産地
その名前の由来からもわかるように、タンザナイトの産地はタンザニアです。しかし、現在は鉱山が閉山中で、希少価値はさらに上昇すると言われています。


タンザナイトのエンハンスメント
タンザナイトは、産出された時には、ほどんどの石にわずかな緑色あるいは褐色味が見られるので、一般に加熱によるエンハンスメント(品質改良)が行われています。


タンザナイトの品質
透明度は高くて、色の濃いものが高品質のタンザナイトです。濃度は濃すぎては評価は下がります。


取り扱い
タンザナイトにはへき開があり、硬度もやや低いので、取り扱いには充分な配慮が求められます。 軟らかいため、面キズはつきやすいので注意してください。
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