カラーストーン
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オパール
オパールR写真
硬度 比重 屈折率
5.5〜6.5 2.10 1.42〜1.47

和名 蛋白石
無色、白、黄、オレンジ、赤 緑、青、青灰色、黒
宝石ことば 安楽
備考 10月の誕生石

妖しいきらめきで人々魅了するオパール。虹のような7色の光彩が、オパールを特別な存在としています。独特の柔らかな色調によって、日本人に特に好まれてきました。

歴史・伝説・パワーのお話

オパールの遊色効果(プレイ・オブ・カラー)
オパールは遊色効果を持つ、特殊な宝石です。
遊色効果とは、斑(ふ)と呼ばれる様々な色調の光が石の表面に現れる効果のことで、石表面の反射光と内部からの反射光が重なって現れる光の性質から生まれます。見る角度によって赤色、緑色、青色などの色をした斑が生まれます。


オパールの性質&種類
オパールは多くの宝石と違って非結晶で、普通5〜10%の水分を含みます。母岩の色によっていくつかに分類できます。(下記参照)

ファイヤー・オパール、ウォーター・オパールは主産地がメキシコであることから、宝飾業界ではメキシコ・オパールと呼ばれることもあります。

↑上の写真 ★ブラックオパール・・・ 地色が黒色から暗灰色

オパールの中でも最も高く評価されていて、高価です。
ホワイトオパールR写真

★ホワイトオパール・・・地色が乳白色

オーストラリアオパールとも呼ばれます。

ファイヤーオパールR写真 ★ファイヤーオパール・・・地色が赤色からオレンジ色
ウォーターオパールR写真 ★ウォーターオパール・・・地色がほとんど無色透明

ボルダーオパール ★ボルダーオパール・・・地色が黒色から暗灰色

一見ブラックと同じように見えますが、薄く沈殿したオパール層を褐鉄鉱母岩ともにカットしたものです。
+写真制作中+ ★コモンオパール・・・遊色効果を示さないオパール

日本にはあまり入ってきませんが、地色の美しいものはヨーロッパやアメリカではジュエリーとして使われています。


産地
オパールの主要産出国はオーストラリアとメキシコで、この2ケ国で産出するオパールの70%以上が日本に輸入されています。

オーストラリア ブラックオパール、ホワイトオパール、ボルダーオパール
メキシコ ファイヤーオパール、ウォーターオパール


ブラックオパールの品質
斑(ふ)の出方が評価のポイント。表面に曇りのない、カメの甲羅のようにべたっとした鮮明な模様が高く評価されます。赤色が入っていれば特に評価は上がりますが、他の斑(ふ)の色や色の数、その色が全体にどのくらい入っているかも評価の基準です。
(参考: 7色の評価は、上からレッド、オレンジ、インディゴライト、バイオレット、グリーン、ブルーの順。)


ファッション  

オパールは、真珠、翡翠、アメジストなどとともに特に日本人に好まれていて、和服にもよく合います。リング、ペンダント以外に、着物の帯留めにもよく使われています。



取り扱い

オパールはガラスと同じような構造をもっているため、衝撃に非常に弱いので、ぶつけたりしないで下さい。また石内に水分を含んでいるため、熱や乾燥にも大変弱く、高温の場所に置き放しにすると乾燥して割れることがあります。 化粧品、果汁、汗などにも弱いので、取り扱いには注意が必要です。



オパールのイミテーション
オパールのイミテーションのスローカムストンは、強靭な人工ガラスであり、また、ギルソン社でも、1973年、研究室でイミテーションを製作している。
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