ラピスラズリは他の宝石と違って、数種類の鉱物からなる岩石です。主成分はラズライト、それに白い色をしたカルサイト脈、金色の斑点であるパイライト(黄鉄鉱)の3つで構成されています。
ラピスラズリは、古代からトルコ石とともに最も尊ばれた2つの宝石のうちのひとつです。古代エジプトではファラオ(国王)、王族、そして司祭階級以外は身に付けることを許されなかったといいます。 「ラピスラズリ」という名前の由来は“青い石”という意味。古代ギリシャ、ローマ時代からルネッサンス時代までは、ラピスラズリを粉上にした青色顔料が有名な絵画に使用されてきました。日本でも群青色の絵の具の材料に用いられ、紫がかった青色が特徴です。
最高品質の石が採取されます。ツタンカーメンの面など、様々な有名な品にも使われてきました。
ラピスラズリはゴールドと愛称が良い石。女性だけでなく、男性でも見につけられる石として人気です。
群青色が一様な良質な石の産出が少なくなり、白い色をしたカルサイトが多いものが増えたため、その白い色を青に変えた染色のものがあるので注意してください。また、ラピスラズリを粉状にしたものをプラスチックで固めたものも市場に出回っているので、注意が必要。