カラーストーン
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めのう
 
硬度 比重 屈折率
6.5〜7 2.6

1.53〜1.55


和名 瑪瑙(めのう)
赤、白、青、緑、緑の縞、赤と白の縞、黄の縞、黒、模様入りなど
宝石ことば

雄弁、神聖、成功


めのうは、持っていると不眠症を治し、素敵な夢を約束してくれる、というように夢と関係の深い宝石。また、人を雄弁にする力がある石といわれています。


鉱物の種類
めのうは石英の一種です。水晶は透明な石英ですが、結晶が細かく半透明となった石英は、すべてめのうと総称されます。

めのうは、縞のあるアゲート(めのう)と無地のカルセドニー(玉髄)との2種類に大別されます。



瑪瑙(めのう)という漢字は、原石の外観がしばしば馬の脳に似ていることに起因しています。

めのうorカルセドニー?
鉱物的には、アゲートはカルセドニーの変種。カルセドニーの和名は「玉髄」なのですが、アゲートの和名「めのう」がカルセドニーの意で用いられることが多いのが実状です。

瑪瑙(めのう)という漢字は、原石の外観がしばしば馬の脳に似ていることに起因しています。

アゲート(縞のあるめのう)
  ★オニキス

縞目のあるもの。カメオなどに使う。なめらかな黒が魅力的なのは、オニキス。
  ★ブラックオニキス

縞目に関係なく黒いめのう。ほとんどが人工着色である。
  ★サードニクス

赤縞めのうで8月の誕生石である。最近は人口着色のものが多い。
  ★サード

褐色がかったもので、縞のあるなしは問わない。
  ★タイガーアイ

黄色、褐色、レディュブラウンのシャトヤンシー変種(染色のものもある)。目は固定されたままで、光によって動かない。
  ★モス・アゲート(苔めのう)
アメリカ・インディアンはこの石を用い、雨乞いの儀式を行うのだとか。
  ★ブルーレース
水色と白の縞模様がレース網に似ているので、この名がついた。古代チベットでは、この石の静けさを蓮の花にたとえ「神の石」として尊重されていました。

アゲートの産地は、ドイツ、ウルグアイ、ブラジル、インドなど。モスアゲートはインド、中国、アメリカ合衆国。

産地
ブラジル、ウルグアイ、インド、南アフリカ、ナミビア、その他各地
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アゲートは火山岩のような岩石中に団塊状で産する。中を割ってみると、さまざまな色や模様を示すが、アゲートは特有の縞状構造をもつことで、ほかのカルセドニー(潜晶質石英の集合体)と区別する。それぞれの層の色は含まれる不純物によって異なるが、多孔質なので、価値を高めるために、自然のままよりも染色、着色されることが多い。また、アゲートは形の違いによりいつくつかに分類される。フォーティフィケーション・アゲートは、縞模様が角ばって砦の鳥腑図に似た模様を示す。苔めのう(モスアゲート。別名モカストン)は半透明、無色か白色か灰色の地に、濃色のインクルージョンは苔状、あるいは木のような(樹木状)模様になっているもので、薄い平板にカットしたり、片面研磨して置物やブローチ、ペンダントにする。硫化木は、有機質がアゲートに置換してできた木の化石である。

●アゲートに産地として有名なのはドイツのイーダ=オーベルシュタインで、1548年から採掘されていた。現在では、ウルグアイやブラジルの大規模な鉱床からアゲートを輸入している。苔めのうはインドのヒンダスタン地域、また中国やアメリカ合衆国に産する。流化木の有名な産地はアリゾナ州(アメリカ合衆国)のペトリファイド・フォレスト国立公園である。アゲートはメキシコ、マダガスカル、イタリア、エジプト、インド、中国、スコットランドに産する。


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めの〜
めのうは夢を関係の深い宝石で、持っていると不眠症を治し、素敵な夢を約束してくれる。そんなパワーがあるという。また眠っている人の顔にあてると、秘密を話しはじめるといいます。人を雄弁にする力もある石なので、夢の中で演説してしまうのかもしれません。ブラジル、インド、ドイツ、南アフリカ。
めのうは石英、あのごくありふれた鉱物の一種だからです。水晶は透明な石英。めのうは半透明の石英。結晶が細かく、顕微鏡でも見えないほど(潜品質という)なため半透明となった石英は、すべてのめのうと総称されます。そのため、めのうファミリーには親戚がいっぱい!大きく分ければ、無地のめのうであるカルセドニー(玉髄)班と、縞のあるめのうであるアゲート(めのう)班の二種類。

カルセドニーは、その色みによりブルー・カルセドニー、ホワイト・カルセドニー、クリソプレーズ(緑玉髄)、カーネリアン(紅玉髄)などと名づけられている。
代表的なカルセドニー・カーネリアンは、まったりと赤い、つやのあるめのうで、カボションにみがかれる。その赤は大人の女の洗練された魅力を匂わせ、最近、人気の素材です
イスラム教徒に愛された石。聖者マホメッドがこの石の印章(はんこのついた指輪)を持っていたからで、それは今もトプカピ宮殿に所蔵されています。

もう一方のグループ、アゲートには、サードニクス、オニキス、モス・アゲート、そしてブルーレースなど縞のあるめのうが所蔵している。

サードニクスは、8月の誕生石。ヨーロッパでは少女に送られる石で、清純な愛の象徴です。男性の一時的な情熱から守ってくれるといわれる。この石は、ギリシャの愛の女神ビーナスの赤い爪から生まれたとされるのですが、この愛の女神がいい加減な男性をひっかいてでもくれるのでようか。

なめらかな黒が魅力的なのは、オニキス。
1920年代、アール・デコのジュエリーに活躍した石です。さまざまな色石を駆使するのが、当時のデザインの特徴で、ここにオニキスの黒を組み合わせ、作品をキリっとひきしめていた。古代インドでは、邪悪から守護してくれる石。ヨーロッパでは、うつ病をなおす石とされました。

モス・アゲートは、苔めのう。緑色のグラデーションが、苔むした庭を思わせる。アメリカ・インディアンはこの石を用い、雨乞いの儀式を行うのだとか。

★ブルーレース

ブルーレース:水色と白の縞模様がレース編みにも似ているので、この名がついた。最近、注目されているのですが、新しく発見されたわけではありません。古代チベットでは、この石の静けさを蓮の花にたとえ「神の石」として珍重されていました。
さまざまなめのうたち。その魔力を参考にインスピレーションで選んで。どのめのうも、身につけると異性にもてるようになるといわれる。
というのも、この石をもつと勇気が増し、内に秘めた情熱を表現できるようになるからなのです。
 日本人に親しみのある数少ない宝石のひとつ。瑠璃(ラピスラズリ)やさんごとともに、七宝に数えられています。

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安心感を与え、危険を回避するブルーレースのパワー
 この石は、「空色縞メノウ」ともいわれるメノウに属する石です。淡いブルーとホワイトカラーの織りなす薄い縞模様がまるでレースのようにかれんに波打っているため、一般にはブルーレースの名で親しまれています。この石は、古代から護符として用いられることが多く、チベットでは、この石を蓮の花にたとえて「神の石」として珍重しました。

平和のパワーを放ち、持ち主に安心感を与えてくれるのがこの石の特徴です。身に付けることで、心が穏やかになり、優しいまなざしで周囲を見つめられるようになります。また危険を回避させるパワーも放っています。穏やかな光であなたを包み込んであなたを保護し、災いを防いでくれるでしょう。

効果的な身につけかた&使いかた
イライラしそうな時は、石を手の中で転がして、ゆとりのパワーを吸収しましょう。ブルーレースは丸い球であるほど効果的です。これは、ストレスをうまく発散させる方法であり、こまめに続けていくうちに穏やかな気持ちが養われてきます。金運をアップさせたいなら、石をサイフの中に入れたり、サイフの縁に結んでおくといいでしょう。
周囲への気配りを発揮したいなら、イヤリングやピアスがグッドです。品と落ち着きは欲しい時は、ネックレスがおすすめです。また、小指のリングは、ヒステリー気質を鎮静させる効果があります。