舞台は1958年、NY。上流階級が集うパーティで、苦学生のトム・リプリー(マット・デイモン)はピアノの伴奏のアルバイトをしていた。トムがプリンストン大学のジャケットを借り着していたために、息子の元同級生と勘違いした造船業界の大物グリーンリーフ氏から、イタリアにいる息子のディッキー(ジュード・ロウ)を連れ戻して欲しいという依頼を受ける。
充分なお金を受け取りイタリアに向かったトムは、途中で知り合った令嬢メレディス(ケイト・ブランシェット)に自分がディッキー・グリーンリーフだと名乗る。
婚約者のマージ(グウィネス・パルトロウ)とともに自由奔放で退廃的な生活を送るディッキーに近づくトム。彼はその暮らし振りにすっかり魅せられてしまうが、ディッキーはそんなトムをうとましく思い出し、悲劇が始まる・・・。
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