映画の中のジュエリー
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『プリティ・ウーマン』

ストーリー

 舞台はビバリーヒルズ。実業家のエドワード(リチャード・ギア)は、きまぐれでコールガールのヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)と出逢い、一週間だけのパートナーとして契約を結ぶ。企業買収で成功した仕事一筋のエドワードは無邪気なヴィヴィアンに新鮮さを覚え、一方ヴィヴィアンは今まで体験したこともないゴージャスな世界に目もくらむ思い。
 娼婦からトップレディへと美しく変貌するヴィヴィアン、しかし互いに惹かれながらも、住む世界の違う二人はとまどいを感じはじめる・・・。

監督:ゲーリー・マーシャル  1990年アメリカ
ジュリア・ロバーツ

ジュエリー登場シーン

『プリティ・ウーマン』といえば、現代版『マイ・フェア・レディ』として世界中で大ヒットした、まさにシンデレラ・ストーリー。ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)が娼婦からトップレディへと変身する様は見事、女性なら誰しも憧れて抱いてしまいますよね。

ジュリア1

ジュリア2 ジュリア3
娼婦としてのヴィヴィアンは露出度が高く、ジュエリーと言えるジュエリーはつけていませんね。おおぶりのアクセサリーをじゃらじゃらとつけています。これはこれでおしゃれだとは思うのですが^^。物語が進むにつれて、着るもの、身に付けるものもどんどんグレードアップします。小物使いもいっそうエレガント。上品なドレスに耳元のパールがひときわ知的です。(上記イラスト)



ルビーのネックレス映画の中でも見どころとなるジュエリーは、なんといってもコレ、FRED(フレッド)のハート型ルビー&ダイヤモンドネックレス!エドワードが、オペラ「椿姫」を見に行くときにFREDのお店から借りて、ヴィヴィアンにつけてあげるもの。トップのイラストに見られるように、燃え立つような真っ赤なドレスにとてもよく似合っていますよね。

宝石はもちろん本物、25万ドルもするシロモノで、警備員に取り囲まれての撮影だったそうです。もともと伝統あるジュエリーブランドですが、この映画のおかげで知名度も一段とアップしたようですね。




映画の中のスポット紹介

『プリティ・ウーマン』の舞台といえばビバリーヒルズ、中でも高級ショッピング街、ロデオドライブは、このシンデレラ・ストーリーを象徴する名所です。映画が流行した頃(そして今でも)、日本人女性がこぞって観光にやってきたそうですよ^^。


リージェント・ビバリー・ウィルシャー・ホテル
リージェント・ビバリー・ウィルシャー・ホテル  9500 Wilshire Blvd.,Beverly Hills

1928年建築の、イタリアン・ルネッサンス様式のホテル。お金持ちの実業家、エドワードが滞在していたのがこのホテル。パーティーからホテルへ戻る途中、彼はストリート・ガールのヴィヴィアンに出遭い、“拾って”っちゃうんですね。

映画に使われたのは、10階にあるプレジデンシャル・スイート・ルーム。1泊4000ドル(50万円近く)、部屋に上がるエレベーターの中にもソファーが置かれているというゴージャスぶりです。泊らないまでも、おしゃれして、ホテルのティールームでくつろいでみるのもいいのではないかしら?

ちなみに、映画に登場するホテルのプールと庭は、Starwood Hotel & Resort WorldwideのW Hotel(旧Hotel Westwood Marquis)。


フレッドヘイマン・ビバリーヒルズ
フレッドヘイマン・ビバリーヒルズ  273 N. Rodeo Drive at Dayton Way, Beverly Hills

ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)が服を買いに入ったけれども店員に追い返されてしまう、そのシーンに使われたお店です。露出度の高〜い、高級ブランドにはふさわしからぬ装いで登場して店員にひどい扱いを受けるヴィヴィアンですが、後にすっかり貴婦人に変身して、冷やかしにもう一度お店に訪れています。スノッブな店員もコレにはびっくり、映画の中でもひときわスカっとするシーンですね。

さて、このお店で有名なのが、「273」という香水。セクシーで濃厚な南国の花の香りで、ジュリア・ロバーツも映画の中でつけていました。“273”とは、フレッドヘイマン社ビバリーヒルズ本店の番地のことです。愛用者としてはマドンナやマライア・キャリー、日本では叶恭子さんや安室奈美恵さんなどが挙げられています。

ただし、フェロモン効果もあると言われているほど、ずいぶんと濃厚な香り、香水初心者にはあまりオススメできないかも。アメリカで大流行していても日本では発売がかなり遅れたという事実からも、好き好きは分かれるところでしょう。
273
<273 RODEO DRIVE>
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