シンデレラといえば、"ガラスのくつ”。ただし、この映画に出てくるのは、スリッパにかかとを付けたようなミュール。かかとの部分が透明ですので、ガラスっぽいといえなくはないかしらん。(そういえば、原作では素材はガラスでなく毛皮だった、という説もありますねぇ。)
このくつがなんと、フェラガモ製!このくつの製作にあたっては、自社の博物館を調査して、18世紀の資料の中からシンデレラにぴったりのデザインを選び出したといいます。
シルクの地に、銀糸で織ったインドモスリンをかぶせたエレガントなデザイン。200個のシルバーパールと1000個のガラスビーズが縫い付けられていて、透明のヒールにも銀の飾りが。ダニエルが舞踏会で着ていたアンティークドレス(上の右イラスト参照)とも相性ばっちりでしょ!
フェラガモ創業者の夢は、“すべての女性をプリンセスに変えるようなくつの製作”だったそうです。まさに、ダニエルにぴったりの“シンデレラのくつ”といえますね。
さて、このフェラガモ作のくつ、「プリンセス・シューズ」と命名され、映画公開後に直営店でオーダーメードで販売されました。お値段は39万円(う。お高い・・・!)。デザインの似た姉妹品で5万6000円〜7万円。現在でも手に入るかどうかは定かではありませんが、フェラガモもなかなかおちゃめなことしますよね〜^-^。
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