ひとことで言うと、ひたすらゴージャス!だてにアカデミー美術賞と衣裳デザイン賞を受賞してませんてー!部屋の調度品も衣装もロココムード満点で、時代物好きにはたまらな〜い一品です。
話の舞台としては、"フランス革命前の退廃したフランス宮廷"ということですが、なぜかメルトイユ侯爵夫人(グレン・クローズ)の衣装がポンパドール夫人のパクリです。胸元むちむちのリボンぴらぴら。ポンパドール夫人は、ルイ15世の愛人さんなので、微妙に時代がズレていますが〜?? |
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(ポンパドール夫人→) |
繰り返しますが、衣装とセットはとんでもなくすばらしいです。ただ、全体的には、正直どうかなーと思いました。好き嫌いの問題でしょうが、グレン・クローズのふりふりコスプレに、違和感を感じてしまい。。。。
そこで分析してみたのですが!集中力のない私は、「顔の中心にパーツが寄っている」人を見ると、その中心が気になって仕方がなくなるようです。そこに宇宙を感じてしまうのか・・・・?マルコヴィッチもその類ですよね。ちなみに、どちらかというと平井賢さんも苦手(ファン方お許しをー)。2人がからむシーンでは、どうしても気になって気になって。唯一の救いが、目が離れ気味のユマ・サーマン。これで何とかバランスがとれる、うん!というわけで、勝手なことを申しましたので、お詫びに(?)小文字にしてみましたー。余計見にくいですか?うふふ。
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トゥルーベル夫人役には、ミシェル・ファイファー。十字架ネックと、メイドさんのような帽子(?)で、貞淑感を演出しております。アーメン。 |
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こちらも、アカデミー衣裳デザイン賞にノミネートされているので、衣装もなかなかよい感じです。ただ、『危険な関係』と比べたら、どちらかというと全体的に地味な色合いかしらん?
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私見ですが、映画的には、こちらの方が好きです。メルトイユ侯爵夫人を演じるアネット・ベニングの妖艶な悪女っぷりがたまりません。
(←こんな服。髪の毛がパンチパーマ気味なのが気になるところ。) |
貞淑なトゥルーベル夫人役のメグ・ティリーも好演。
西洋人の割りに質素なお顔とほどよいダサさ(失礼!)が、かえっていい感じです。
全身白ずくめで(→) 清潔感をイヤっていうほど強調〜。やりすぎ? |
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セシル役の女の子も、丸顔だし(関係ないか)、世間知らず感が現れていてGood。『危険な関係』でセシルを演じたユマ・サーマンは、撮影当時17歳ということですが、ミョーに色気があるので、こちらのセシルとは対照的です。
こちらの英語のタイトルは、原作どおり『Valmont』。つまり、コリン・ファース演じるヴァルモン子爵に焦点を当ててるんですねぇ。そのせいか、時に、コリン・ファースが、女性陣よりゴージャスな衣装を着せられているような気がしないでもありません。
『危険な関係』の方でヴァルモン子爵を演じるマルコヴィッチは、生え際が見事なM字曲線を描いていて、あまり美男子とは思えない。。。。。が、さすがに演技はうまいので、目で誘惑、という感じでしょうか。 |