☆☆注記☆☆
今回の実験で使用したパールは、染め抜きや調色などの人工的作用(エンハンスメント)を施していない浜上げ状態パールです。実際に販売されているパールでは、まった結果が違ってくるかもしれません。
今回使用したパールは「中巻」のものです。同じ実験を「薄巻」「厚巻」のパールでも行ったところ、実験中は「薄巻」→「中巻」→「厚巻」の順番で材料による反応が見られ、侵される方もこの順番に著しいという結果が得られました。再生作業をした場合は、「厚巻」→「中巻」→「薄巻」の順に、元の状態に近くなりました。
使用した材料は、それぞれ1種類だけです。違ったメーカー等を使用すると、また違った結果が出ることと思われます。
再生作業後で“元の状態に戻る”の表記があるりますが、ここでは、光沢がもとの状態に戻ることを意味しています。何層か層を削り取っていて多少薄くなっていますので、全く元の状態に戻ったことではないということをご了承ください。
真珠は真珠層というミクロン単位の膜が何十にも重なって真珠核を覆っています。その膜を一枚剥いで真珠の表面の光沢を蘇らせるのがリフレュシュクロスです。
中に研磨剤が含まれているのですが、何ミクロンの層を一皮はがすだけですので、サイズに影響はでません。 |