総まとめ −パールは本当に弱いのか− <パールトップへ>

さてさて、実験結果はいかがだったでしょうか? この実験を終えた結果言えるのは、

パールはそれほど弱くないというこです。

醤油や化粧品が大丈夫だったのは意外な結果でしたね。 一日後、一週間後と時間と経るとパールに変化が起こったのも事実ですが、日常生活上では、お手入れさえしっかりいれば、さほど心配することはなさそうです。みなさん、気軽にパールを楽しんでください!

ただ、
酢を使った実験では、核まで溶け出してしまいました。日常的に食卓に並ぶレモンやマヨネーズ、ポンズや果汁ジュースなどにも注意してくださいね。
汗もれっきとした酸性です!せっかくのパールが黄ばんだりしないよう、つけたあとはこまめなお手入れをしましょう。


★簡単お手入れ法★
パールのお手入れは「拭く」が基本。パールに何かこぼしてしまった時はもちろん、汗から守るためにも、「つけたら拭く」ことを心がけて下さい!まずかたく絞った濡れタオル等でパールを拭いてから、乾いた布で乾拭きします。
これで、パールの輝きが保てるんですよ。


☆☆注記☆☆

今回の実験で使用したパールは、染め抜きや調色などの人工的作用(エンハンスメント)を施していない浜上げ状態パールです。実際に販売されているパールでは、まった結果が違ってくるかもしれません。

今回使用したパールは「中巻」のものです。同じ実験を「薄巻」「厚巻」のパールでも行ったところ、実験中は「薄巻」→「中巻」→「厚巻」の順番で材料による反応が見られ、侵される方もこの順番に著しいという結果が得られました。再生作業をした場合は、「厚巻」→「中巻」→「薄巻」の順に、元の状態に近くなりました。

使用した材料は、それぞれ1種類だけです。違ったメーカー等を使用すると、また違った結果が出ることと思われます。

再生作業後で“元の状態に戻る”の表記があるりますが、ここでは、光沢がもとの状態に戻ることを意味しています。何層か層を削り取っていて多少薄くなっていますので、全く元の状態に戻ったことではないということをご了承ください。

真珠は真珠層というミクロン単位の膜が何十にも重なって真珠核を覆っています。その膜を一枚剥いで真珠の表面の光沢を蘇らせるのがリフレュシュクロスです。 中に研磨剤が含まれているのですが、何ミクロンの層を一皮はがすだけですので、サイズに影響はでません。

※最後に、本ページを製作するにあたって資料提供の協力をいただきましたJBS様、第5期生小林昌子様に心から御礼申し上げます。
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