ストーンカメオはめのうから、シェルカメオはコルネリアン、サルドニクスという貝から作られます。
シェル・カメオに使われる貝は、貝殻が厚く、層によって色が微妙に違うものに限られ、形の良い貝でも一枚からとれる製品はわずか数個に過ぎません。
イタリア南部の素朴な港街、トーレ・デル・グレコ。さんごの収穫地として知られていたこの街がシェル・カメオを生産するようになったのは19世紀で、それ以来、世界における”シェル・カメオのメッカ”としてその名をほしいままにしています。世界中のシェル・カメオの95%が生産されていると言われ、街全体が職人達を保護し、育てています。