ノアに方舟で明かりのかわりにかかげられていたというガーネット。人類の長い歴史の中でも、誠実や真実を表す石として愛されてきました。ガーネットの語源は、ラテン語の“ざくろ”を意味する「グラナトゥム」、和名でも「ざくろ石」。エジプトではすでに紀元前3100年にガーネットのビーズが広まっていたといいます。
かつてアジアの部族間の争いやインディアンの戦いなどで、弾丸に用いられたという記録も残るほど、安定した石。古代文明では、赤色の宝石は血の色を連想し、止血作用があるとして、そこからもめごとを静めるという意味をもっていたとか。
旅立ち、青春のシンボル。すっと心に染み込むような色は、疲れているときに身につけると元気になる。
和名
ざくろ石
主産地
インド、スリランカ、アメリカ、オーストラリア
ハンガリー、南アフリカなど
色
赤、暗褐色、緑、ピンク、オレンジ、紫、黄
宝石ことば
権力、優雅、勝利、友愛
ガーネットは友情と忠誠の石。消極さや孤独を消して多くの人に愛されるように してくれます。また、忍耐を成就するよう導いてくれる。